プライオメトリクス

着地技術と衝撃吸収の基本

跳ぶこと以上に重要なのが安全な着地です。衝撃を吸収する技術とけが予防の要点を整理します。

レベル 入門〜実践監修 日原 裕太 NSCA-CPT

着地が重要な理由

プライオメトリクスでは着地の瞬間に体重の何倍もの衝撃が脚に加わります。この衝撃を適切に吸収できないと、膝や足首、腰への負担が集中し、けがにつながります。

そのため多くの指導では、跳躍そのものより着地技術の習得が優先されます。

衝撃を吸収する姿勢

着地では、足首、膝、股関節の三つの関節を連動させて曲げ、衝撃を分散して受け止めます。脚全体をばねのように使い、柔らかく静かに着地することが目標です。

音を立てずに着地できることは、衝撃を上手に吸収できている一つの目安になります。

膝と足首の制御

着地時に膝が内側に入る動きは、膝への負担を高める要因とされます。膝とつま先の向きをそろえ、足裏全体で安定して接地することが重要です。

  • 膝が内側に崩れないようにする
  • 膝とつま先の向きをそろえる
  • 足裏全体で安定して接地する
  • 上体を起こし体幹を保つ
  • 着地で静止できる位置を意識する

よくある誤り

棒のように脚を伸ばしたまま着地する、つま先だけで着く、膝が内側に入る、上体が大きく前に崩れるといった動きは、衝撃吸収を妨げけがの原因になります。

これらは低い高さでの反復練習で修正していきます。

段階的な習得

まず低い台からの着地で静止する練習を行い、安定して柔らかく着地できるようになってから、反発を伴う種目へ進みます。着地が安定しないうちは難度を上げないことが原則です。

指導での観察ポイント

指導者は正面と側面から着地を観察し、膝の向き、衝撃音、上体の安定を確認します。問題があれば高さや回数を下げ、安全な範囲で技術を作り直します。痛みが出る場合は中止を判断します。

医療免責

本記事は教育目的の学習コンテンツです。診断・治療行為を代替するものではありません。痛み・しびれ・急性外傷・発熱・進行性の症状や、医師から運動制限を受けている場合は、自己判断で進めず医師・国家資格者にご相談ください。

よくある質問

なぜ着地技術がそんなに重要なのですか。

着地では体重の何倍もの衝撃が加わるため、適切に吸収できないと膝や足首に負担が集中し、けがにつながるからです。

柔らかい着地とはどういうものですか。

足首、膝、股関節を連動させて曲げ、脚全体で衝撃を分散し、静かに着地することです。着地音が小さいことが一つの目安です。

膝が内側に入るのはなぜ問題ですか。

膝が内側に崩れる動きは膝への負担を高める要因とされるため、つま先と膝の向きをそろえて制御することが大切です。

cortis Trainer Academy

学びを、現場で使える知識に。

基礎から評価・運動療法・医療連携まで。身体を診る専門職のための継続学習アカデミー。基礎は登録不要・無料。

無料の学習コースを見る →

関連記事・関連する学問