トレーニング法

持続的運動とインターバルトレーニング

同じ有酸素運動でも、やり方によって刺激の質が変わります。代表的な二つの方法の特徴を理解し、目的に合わせて選びましょう。

レベル 入門〜実践監修 日原 裕太 NSCA-CPT

持続的トレーニング

持続的トレーニングは、一定の強度を一定時間続ける方法です。ウォーキングやジョギング、サイクリングなど、強度を大きく変えずに続ける運動が代表例です。

比較的低い強度から始めやすく、運動習慣の導入や持久的な基盤づくりに適しています。関節や心臓への急な負荷が少ないため、初心者にも取り入れやすい方法です。

インターバルトレーニング

インターバルトレーニングは、強度の高い運動と休息(または低強度)を交互に繰り返す方法です。短時間で大きな刺激を与えられるため、心肺機能や閾値の向上に活用されます。

  • 高強度区間と回復区間を計画的に繰り返す
  • 短い時間で持久的な刺激を高めやすい
  • 強度が高いため、体力やリスクに応じた配慮が必要

それぞれの適応

運動を始めたばかりの人や体力に不安がある人には、まず持続的トレーニングで土台をつくることが基本です。一定の基盤ができた後に、目的に応じてインターバルを取り入れます。

高強度の運動は効果が期待できる一方で負荷も大きいため、誰にでも最初から適しているわけではありません。

組み合わせの考え方

両者は対立するものではなく、組み合わせて用いるのが一般的です。低中強度の持続運動で量を確保しつつ、週の一部に高強度の刺激を加えると、効率と安全のバランスを取りやすくなります。

安全に行うための注意

高強度のインターバルは心血管系への負担が大きくなります。胸の痛みや強い息切れ、めまいなどの症状が出た場合は直ちに中止します。

持病や心血管系のリスクがある人では、高強度の運動を始める前に医療職へ相談することが望まれます。十分なウォームアップとクールダウンも欠かせません。

医療免責

本記事は教育目的の学習コンテンツです。診断・治療行為を代替するものではありません。痛み・しびれ・急性外傷・発熱・進行性の症状や、医師から運動制限を受けている場合は、自己判断で進めず医師・国家資格者にご相談ください。

よくある質問

初心者でもインターバルから始めてよいですか。

まずは持続的トレーニングで基盤をつくることが基本です。高強度のインターバルは負荷が大きいため、ある程度の体力がつき、安全が確認できてから段階的に取り入れます。

短時間で効果を出すならインターバルが良いですか。

短時間で持久的な刺激を高めやすい一方、負荷が大きく合わない人もいます。目的やリスクに応じて選び、持続的運動と組み合わせるのが現実的です。

毎日インターバルを行ってよいですか。

高強度の運動は回復に時間を要します。連日続けると疲労が蓄積しやすいため、回復日を設け、週の一部に取り入れるのが一般的です。

cortis Trainer Academy

学びを、現場で使える知識に。

基礎から評価・運動療法・医療連携まで。身体を診る専門職のための継続学習アカデミー。基礎は登録不要・無料。

無料の学習コースを見る →

関連記事・関連する学問