フリーウェイト

フリーウェイトの補助とセーフティ

フリーウェイトは自由度が高い分、潰れた際のリスクも伴います。適切な補助とセーフティ設定は安全な実施の前提です。

レベル 入門〜実践監修 日原 裕太 NSCA-CPT

スポット(補助)の目的

スポットは、挙上が困難になった際に最小限の補助で安全に動作を完了させ、潰れによる事故を防ぐことが目的です。挙げきれない重量を毎回引き上げることではありません。

補助者は事前に回数や合図を確認し、対象者がどこで失敗しそうかを把握しておくことが重要です。

種目別の補助位置

ベンチプレスではバーの中央上方で構え、潰れた際にバーを引き上げられる位置を取ります。スクワットでは背後から体幹を支える位置に立ちます。

ダンベル種目では、肘付近を支えて軌道を妨げない位置で補助します。種目ごとに安全な位置が異なるため、事前の確認が欠かせません。

  • ベンチプレスはバー中央上方
  • スクワットは背後から体幹を支える
  • ダンベルは肘付近を支える

セーフティバーの設定

パワーラックのセーフティバーは、潰れた際にバーを受け止められる高さに設定します。低すぎると意味がなく、高すぎると可動を妨げるため、最下点よりわずかに下が目安です。

単独でトレーニングする場合は、補助者がいなくても安全に逃げられるよう、セーフティ設定を必ず確認します。

潰れた際の対処

ベンチプレスで潰れた場合は、クリップを使わずプレートをずらして片側に逃がす、またはセーフティに下ろして脱出します。スクワットでは前後どちらかにバーを逃がせる準備をしておきます。

あらかじめ脱出方法をシミュレーションしておくと、いざという時に落ち着いて対処できます。

補助者の心得

補助者は対象者の動作に集中し、無理に挙げさせず安全を最優先します。声かけで挙上を励ましつつ、危険を感じたら速やかに介入します。

重量や対象者の状態に対して補助者の力量が不足する場合は、複数人で補助するか、重量を下げる判断も必要です。

医療免責

本記事は教育目的の学習コンテンツです。診断・治療行為を代替するものではありません。痛み・しびれ・急性外傷・発熱・進行性の症状や、医師から運動制限を受けている場合は、自己判断で進めず医師・国家資格者にご相談ください。

よくある質問

補助者がいれば限界以上の重量に挑戦してよいですか。

補助は安全のための備えであり、毎回限界を超える挑戦を前提にすべきではありません。フォームを保てる範囲で行い、補助はあくまで万一の保険と位置づけます。

ひとりでトレーニングする場合の安全策は何ですか。

パワーラックのセーフティバーを適切な高さに設定し、潰れても逃げられる重量にとどめます。脱出方法を事前に確認しておくことも有効です。

ベンチプレスのバーにクリップは付けるべきですか。

単独で行う場合、潰れた際にプレートをずらして逃がせるよう、あえてクリップを付けない選択もあります。補助者やセーフティがある環境では状況に応じて判断します。

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