保全・復旧

バックアップと復旧 データを失わない備え

バージョン管理は変更履歴を保持しますが、それだけで完全なバックアップになるわけではありません。リポジトリの複製や定期的な保全と組み合わせ、教材データの消失に備える考え方を理解しておくことが大切です。

レベル 入門〜実践監修 日原 裕太 NSCA-CPT

履歴とバックアップの違い

履歴は過去の版へ戻すための記録ですが、保管している装置やサービスそのものが失われれば履歴ごと消えるおそれがあります。履歴があることと、別の場所に複製があることは別の話です。

分散型のバージョン管理では各利用者が履歴の複製を持つため、結果的に複数の控えが存在しますが、これを意識的な保全と捉えることが重要です。

複製を分散して持つ

リポジトリを複数の場所に保管しておくと、一つが失われても他から復旧できます。手元の端末と共有サービスの両方に置くなど、保管先を分けることが基本です。

  • 手元と共有先など複数の場所に置く
  • 一か所だけに依存しない構成にする
  • 定期的に最新の状態を反映しておく

定期的な保全の習慣

変更を記録しても、共有先へ反映していなければ手元の端末故障で失われます。作業の節目で共有先へ送る習慣をつけると、消失のリスクを抑えられます。

自動的に保全される仕組みがあれば、人の手間に頼らず安定して控えを残せます。

復旧の考え方

万一データを失っても、別の場所に履歴の複製があれば、そこから取り戻して作業を再開できます。復旧手順を一度試しておくと、いざというとき慌てずに済みます。

  • 複製から取り戻せることを確認しておく
  • 復旧の手順を平時に把握しておく
  • 重要な節目の版は特に確実に保全する

扱ってよい情報の範囲

共有サービスにリポジトリを置く際は、含めてよい情報かを必ず確認します。個人情報・認証情報・顧客情報・未公開素材は保管対象に含めないことが原則です。

保全の利便性と情報保護のバランスを取り、扱ってよい範囲を運用ルールとして共有しておくと安全です。

医療免責

本記事は教育目的の学習コンテンツです。診断・治療行為を代替するものではありません。痛み・しびれ・急性外傷・発熱・進行性の症状や、医師から運動制限を受けている場合は、自己判断で進めず医師・国家資格者にご相談ください。

よくある質問

バージョン管理があればバックアップは不要ですか。

不要にはなりません。履歴を保管する場所が失われれば履歴も消えます。複数の場所に複製を持つことが安全です。

どのくらいの頻度で共有先へ反映しますか。

作業の節目ごとが目安です。こまめに反映するほど、端末故障時に失う作業量を抑えられます。

共有サービスに置いてはいけない情報はありますか。

個人情報・認証情報・顧客情報・未公開素材は含めないのが原則です。保管前に扱ってよい情報か必ず確認します。

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