記録

姿勢の写真記録と再評価

写真記録は姿勢の変化を客観的に比較するうえで有用です。条件をそろえた撮影と再評価の基本を整理します。

レベル 入門〜実践監修 日原 裕太 NSCA-CPT

写真記録の利点

姿勢を写真で記録すると、後日の再評価と並べて比較でき、変化を客観的に確認しやすくなります。本人にとっても変化が分かりやすく、動機づけの助けになります。

ただし二次元の記録であるため、立体的な情報が失われる点には留意します。

撮影条件をそろえる

比較の信頼性を高めるには、撮影条件を一定にすることが最も重要です。カメラの高さ、距離、向き、立ち位置、服装、照明をできるだけ揃えます。

  • カメラは三脚などで一定の高さに固定する
  • 足の位置に印をつけて立ち位置を再現する
  • 前後左右の四方向を毎回同じ順序で撮影する

グリッドやマーカーの活用

画面のグリッド線を表示すると、垂直・水平の基準として偏りを読み取りやすくなります。必要に応じて骨指標にマーカーを貼ると、ランドマークの位置を追跡しやすくなります。

変化の比較方法

前後の写真を並べて、同じランドマークの位置の変化を確認します。撮影条件がそろっていないと見かけの違いが生じるため、比較前に条件の一致を確認します。

プライバシーへの配慮

身体を撮影するため、撮影と保存には本人の同意を得ます。保存場所やアクセス範囲を管理し、目的外に使わないことを明確にします。

本人が望まない場合は無理に撮影せず、図やチェックシートでの記録に切り替えます。

記録運用のポイント

撮影日や条件をメモとして残すと、後日の比較がスムーズになります。観察所見とセットで保管することで、評価の流れを追いやすくなります。

医療免責

本記事は教育目的の学習コンテンツです。診断・治療行為を代替するものではありません。痛み・しびれ・急性外傷・発熱・進行性の症状や、医師から運動制限を受けている場合は、自己判断で進めず医師・国家資格者にご相談ください。

よくある質問

スマートフォンの写真でも記録に使えますか

条件をそろえれば十分活用できます。高さや距離、立ち位置を一定にすることが比較の鍵です。

撮影には同意が必要ですか

身体を撮影するため、撮影と保存について本人の同意を得ることが前提です。保存と利用の範囲も明確にします。

写真だけで評価を完結してよいですか

写真は二次元の記録であり、触診や動作評価と組み合わせることでより確かな評価につながります。

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