法令

薬機法の基礎と表現の線引きを理解する

薬機法は、医薬品や健康食品などの表示・広告に関わる重要な法律です。専門職が健康情報を発信する際に避けるべき表現を理解し、安全な発信につなげましょう。

レベル 入門〜実践監修 日原 裕太 NSCA-CPT

薬機法とは何を規制する法律か

薬機法は、医薬品・医薬部外品・化粧品・医療機器などの品質や有効性、安全性を確保するための法律で、正式名称は医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律です。表示や広告のルールもこの法律の対象に含まれます。

健康食品やサプリメント、一般の食品は医薬品ではないため、医薬品のような効能効果をうたうことは原則として認められていません。

医薬品的な効能効果の暗示に注意

食品や雑貨について、病気の治療・予防や身体の機能の増強を暗示する表現を用いると、医薬品的な効能効果を標ぼうしているとみなされる可能性があります。専門職の発信でも同様の注意が必要です。

  • 特定の病気が治る・予防できるといった表現
  • 痩せる・若返るなど身体変化を断定する表現
  • 細胞や臓器に直接作用すると示す表現

体験談や口コミの扱い

体験談であっても、結果的に効能効果を暗示することになれば規制の対象になりえます。個人の感想だから問題ないと安易に考えず、全体として何を伝えているかを意識することが大切です。

運動・トレーニング指導での具体例

運動指導の現場でも、特定の不調が必ず改善する、痛みが治るといった断定は避けるべきです。期待される一般的な効果を、個人差があることとあわせて伝える姿勢が安全です。

サプリメントや健康食品を紹介する場合も、医薬品的な効果をうたわないよう、表現を一語ずつ確認する習慣が役立ちます。

迷ったときの基本対応

表現に迷ったときは、断定を避け、可能性や一般論にとどめるのが基本です。法令の解釈は専門性が高いため、広告やプロモーションで判断に迷う場合は、行政の公開情報や専門家への確認を検討しましょう。

医療免責

本記事は教育目的の学習コンテンツです。診断・治療行為を代替するものではありません。痛み・しびれ・急性外傷・発熱・進行性の症状や、医師から運動制限を受けている場合は、自己判断で進めず医師・国家資格者にご相談ください。

よくある質問

サプリメントの効果を紹介するのは禁止ですか。

一般的な栄養素の働きを説明する範囲は可能ですが、医薬品のように病気が治る・予防できると暗示する表現は避ける必要があります。

個人の体験談なら自由に書けますか。

体験談でも全体として効能効果を暗示すれば規制の対象になりえます。表現が断定的にならないよう注意が必要です。

薬機法の判断に迷ったらどうすればよいですか。

断定を避けて一般論にとどめるのが基本です。広告など判断が難しい場合は、公的情報や専門家への確認を検討してください。

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