ウォームアップ

ウォームアップでよくある間違い

ウォームアップは惰性で行うと効果が薄れがちです。現場でありがちな失敗を知り、改善のヒントにしましょう。

レベル 入門〜実践監修 日原 裕太 NSCA-CPT

目的が曖昧なまま行う

最も多いのは、何のためのウォームアップかが曖昧なまま定型メニューをこなしてしまうことです。主運動が何で、どの能力を高めたいのかを意識すると、内容が主運動とつながります。

強度を上げすぎる

ウォームアップで頑張りすぎ、主運動の前に疲労を残してしまうケースです。あくまで準備であり、主運動の余力を残すことが重要です。

  • 主運動のための余力を残す
  • 段階的に強度を上げる
  • 疲労が残るほど追い込まない

全身を温めずに専門的動作へ入る

体温や循環が立ち上がっていない状態で、いきなり主運動に近い動きへ入ってしまう失敗です。まず全身を温める段階を踏むことが基本です。

運動前の長時間の静的ストレッチ

運動直前に長時間の静的ストレッチを行うと、直後の力発揮に影響する可能性が指摘されています。運動前は動的な動きを中心にし、静的ストレッチを使う場合は短時間にとどめます。

対象者や環境を考慮しない

対象者の体力や既往、気温などを考慮せず、いつも同じメニューを当てはめてしまうのも避けたい点です。状況に応じた調整がウォームアップの質を左右します。

  • 対象者の状態に合わせる
  • 環境条件に合わせて調整する
  • 主運動の特性に合わせる

改善の方向

改善の鍵は「主運動から逆算する」ことと「準備として過不足ない強度にする」ことです。目的を明確にし、対象者と環境に合わせて柔軟に調整する姿勢が、形だけのウォームアップを防ぎます。

医療免責

本記事は教育目的の学習コンテンツです。診断・治療行為を代替するものではありません。痛み・しびれ・急性外傷・発熱・進行性の症状や、医師から運動制限を受けている場合は、自己判断で進めず医師・国家資格者にご相談ください。

よくある質問

ウォームアップが形だけになってしまいます

主運動が何で、どの能力を高めたいのかを起点に内容を選ぶと、目的のある準備運動になります。定型メニューをそのまま使わない意識が大切です。

ウォームアップで疲れてしまうのは問題ですか

主運動の前に疲労を残すのは避けたい状態です。強度を段階的に上げ、余力を残す範囲にとどめましょう。

運動前のストレッチで気をつけることは何ですか

長時間の静的ストレッチを運動直前に行うと力発揮に影響する可能性があります。運動前は動的な動きを中心にすると安心です。

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