整形外科学基礎

骨折の分類と治癒過程の基礎

骨折はあらゆる年代で起こる外傷です。種類と治癒過程を理解し、時期に応じた安全な運動支援につなげます。

レベル 入門〜実践監修 日原 裕太 NSCA-CPT

骨折とは

骨折は骨の連続性が断たれた状態です。外力の大きさや骨の状態により、ひびのような不全骨折から、骨が完全に離れる完全骨折まで程度はさまざまです。

骨粗鬆症などで骨がもろくなっていると、小さな外力でも骨折しやすくなります。

骨折の主な分類

骨折は損傷の形や皮膚の状態などで分類されます。皮膚が破れて骨が露出する開放骨折は感染リスクが高く、特に注意が必要です。

  • 完全骨折と不全骨折
  • 皮膚の損傷を伴う開放骨折と伴わない閉鎖骨折
  • 骨片の位置関係によるずれの有無

治癒の過程

骨折はおおまかに、出血と炎症が起こる時期、仮骨が形成される時期、骨が再構築される時期を経て治癒します。治癒には部位や年齢により幅があり、数週から数か月以上かかることもあります。

主な治療法

骨折部を整復し、ギプスなどで固定する保存療法と、金属で固定する手術があります。治療法は骨折の部位や程度により医師が判断します。

運動指導での時期別配慮

固定期は患部に負担をかけない運動が基本で、医師の許可なく患部を動かすことは避けます。回復期には段階的に荷重や可動域を広げていきます。

  • 固定期は患部以外の運動で全身機能を維持
  • 荷重や可動域の再開は医師の指示に従う
  • 痛みやはれの増悪時は運動を中止し受診を促す

医療連携の視点

骨折後の運動再開は医師や理学療法士の指示が前提です。運動指導者は治療段階を確認し、許可された範囲で安全に支援することが重要です。

医療免責

本記事は教育目的の学習コンテンツです。診断・治療行為を代替するものではありません。痛み・しびれ・急性外傷・発熱・進行性の症状や、医師から運動制限を受けている場合は、自己判断で進めず医師・国家資格者にご相談ください。

よくある質問

ギプス固定中でも運動できますか。

患部以外の運動で全身機能を保つことは可能な場合があります。患部の運動は医師の許可が前提で、自己判断で動かすのは避けます。

骨折はどのくらいで治りますか。

部位や年齢、骨折の程度により幅があり、数週から数か月以上かかることもあります。治癒の判断は医療機関が行います。

荷重はいつから始めますか。

荷重の再開時期は骨折の状態に応じて医師が判断します。運動指導者は指示に従い段階的に進めます。

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