タンパク質

タンパク質の必要量を体重あたりで考える

PFCの中でも関心が高いのがタンパク質です。体重あたりで考える目安と、運動者で増える傾向、過不足の注意点を整理し、過度な思い込みを避けた指導につなげます。

レベル 入門〜実践監修 日原 裕太 NSCA-CPT

一般的な必要量の目安

健康な成人の一般的なタンパク質摂取の目安として、体重1kgあたり約0.8〜1.0gという数値が広く知られています。これは運動量が多くない人を想定した基準です。

実際の必要量は体格や活動量、年齢で変わるため、目安はあくまで出発点として扱います。

運動者での考え方

筋力トレーニングや持久系運動を行う人では、回復や筋の合成を支えるためにタンパク質摂取をやや高める考え方が一般的です。

一般に体重1kgあたり約1.2〜2.0g程度が目安として語られることが多いですが、運動内容や目的により幅があります。

  • 運動量が少ない人:約0.8〜1.0g/kg
  • 運動習慣のある人:おおむね約1.2〜2.0g/kgが目安とされる
  • 数値は目的・競技・体組成で個別に調整する

高齢者での重要性

加齢に伴い筋量や機能が低下しやすくなるため、高齢者ではタンパク質が不足しないよう配慮することが重要とされています。

食が細くなりがちな人では、量だけでなく食べやすさや分散摂取の工夫も役立ちます。

摂取のタイミングと分散

一日の総量を確保したうえで、複数回の食事に分けて摂る方が利用効率の面で望ましいと考えられています。一食に偏らせるより、朝昼夕に分散させる発想が実用的です。

運動後の補給を意識する人もいますが、まずは一日の総量を満たすことが基本です。

過剰摂取の注意点

タンパク質を多く摂れば際限なく効果が高まるわけではありません。過剰分はエネルギーとして使われたり脂肪として蓄積されたりします。

腎機能に問題のある人では、医師の指導なくタンパク質を大幅に増やすことは避けるべきです。健康な人でも極端な高摂取は推奨されません。

医療免責

本記事は教育目的の学習コンテンツです。診断・治療行為を代替するものではありません。痛み・しびれ・急性外傷・発熱・進行性の症状や、医師から運動制限を受けている場合は、自己判断で進めず医師・国家資格者にご相談ください。

よくある質問

タンパク質はサプリメントで摂る必要がありますか。

基本は食事から摂るのが望ましく、不足を補う手段としてプロテインなどが役立ちます。食事で十分に摂れているなら必須ではありません。利便性や目標に応じて補助的に使います。

一度に大量に摂れば効率的ですか。

一度の過剰摂取は利用効率の面で必ずしも有利ではないと考えられています。一日の総量を確保しつつ、複数回に分けて摂る方が実用的です。

腎臓に悪いと聞きますが本当ですか。

健康な腎機能の人で適切な範囲なら問題は指摘されにくいですが、腎機能が低下している人では制限が必要な場合があります。持病がある人は必ず医師に相談してください。

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