対象トレーナー / 理学療法士 / 医師 / スポーツ指導者
関連資格NSCA-CPT / NESTA-PFT / JATI-ATI
著者cortis Academy 編集部
監修日原 裕太(NSCA-CPT)
最終更新日2026/05/05
免責:本記事は教育目的の学習コンテンツです。診断・治療を代替するものではありません。
スポーツマッサージ
アスリートやトレーニーの疲労回復・パフォーマンス向上を支援するマッサージ技術の基礎を学びます。
軽擦法(エフルラージュ)
手掌全体で筋繊維方向に沿って軽く撫でる手技。施術の開始・終了時に用い、リンパ還流を促進します。圧は体重の10〜20%程度。末梢から中枢(心臓方向)へ行うのが基本です。
揉捏法(ペトリサージュ)
筋肉を掴んで捏ねる手技。筋の深部血流を増加させ、筋スパズムを緩和します。母指揉捏、四指揉捏、手掌揉捏など部位に応じて使い分けます。
叩打法(タポートメント)
リズミカルに叩く手技。カッピング(手をカップ状)、ハッキング(手刀)、ビーティング(拳)があり、試合前の筋活性化に有効。骨突出部や腎臓部は避けます。
圧迫法(コンプレッション)
持続的な圧を加え、深部組織の血流を改善。母指圧迫や肘圧迫で筋硬結やトリガーポイントにアプローチします。虚血性圧迫を10〜30秒維持し、解放後の反応性充血を利用します。
筋膜リリース
筋膜の癒着や滑走不全を改善する技術。持続的な圧と伸張を90秒以上維持し、筋膜のチキソトロピー(ゲル→ゾル変化)を利用して組織の柔軟性を回復させます。フォームローラーやボールを使ったセルフリリースも指導できるようにしましょう。
トリガーポイント
筋内の過敏な硬結で、圧迫すると関連痛を引き起こします。上部僧帽筋のトリガーポイントは側頭部への関連痛、梨状筋は坐骨神経痛様の症状を呈します。虚血性圧迫法で6〜10の痛みを5〜6に保ちながら圧迫し、痛みが軽減するまで維持します。
クライアントが自宅で実施できるセルフケアを指導することがトレーナーの重要な役割です。テニスボールでの足底筋膜リリース、ストレッチポールでの胸椎伸展、ラクロスボールでの臀筋リリースなど、安全で効果的な方法を伝えましょう。
次にやること
この記事で学んだ内容を、問題演習・関連トピック・ロードマップ・ケーススタディで定着させましょう。
更新履歴
- 2026/05/05最終更新(学習メタ情報・参考文献ポリシー追加)
- 2026/05/05初版公開
最新の研究動向・診療ガイドラインの更新に応じて、定期的にコンテンツを見直しています。
この記事の主な参考文献
本記事は以下の文献・ガイドラインを参考に作成しています。最新の研究動向に応じて更新されます。
参考文献・出典ポリシー
cortis Academyは、査読論文・診療ガイドライン・専門書を出典として、信頼できる学術情報を編集しています。
- 査読論文:PubMed・Cochrane Library・PEDro
- 診療ガイドライン:日本整形外科学会・日本臨床スポーツ医学会等
- 専門書:NSCA Essentials of Strength Training and Conditioning 等
- 公式テキスト:NSCA・NESTA・JATI等の各資格団体公式教材
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