個人情報

個人情報とプライバシーに配慮して発信する

健康情報の発信では、クライアントの事例や写真を扱う場面があります。個人情報やプライバシーへの配慮を理解し、信頼を損なわない発信を心がけましょう。

レベル 入門〜実践監修 日原 裕太 NSCA-CPT

なぜ配慮が必要なのか

健康に関する情報は、本人にとって非常にデリケートな個人情報です。本人の同意なく事例や画像を公開すると、信頼を損なうだけでなく、本人に不利益を与える恐れがあります。

専門職は業務上、機微な情報に触れる立場であり、その扱いには高い倫理が求められます。

事例を紹介するときの同意

クライアントの事例やビフォーアフター写真を使う場合は、事前に本人へ目的を説明し、同意を得ることが基本です。同意の範囲や撤回の可否も確認しておくと安心です。

  • 公開する範囲と目的を本人に説明する
  • 同意を得た範囲を超えて使わない
  • 撤回の申し出に対応できるようにする

個人が特定されない配慮

同意がある場合でも、必要以上に個人が特定される情報は避けます。氏名や所属、背景に写り込む情報など、本人が望まない特定につながる要素に注意しましょう。

機微な情報の取り扱い

病歴や身体に関する情報は、とくに慎重な扱いが必要です。発信に使わない情報も含め、保管や共有の方法に注意し、不要になった情報は適切に管理します。

実務での基本姿勢

迷ったときは、本人の立場に立って、自分なら公開されたいかを考えると判断しやすくなります。配慮が過剰に思えても、プライバシーは守りすぎて困ることは少ない領域です。

丁寧な情報管理は、クライアントとの信頼関係を支える土台になります。

医療免責

本記事は教育目的の学習コンテンツです。診断・治療行為を代替するものではありません。痛み・しびれ・急性外傷・発熱・進行性の症状や、医師から運動制限を受けている場合は、自己判断で進めず医師・国家資格者にご相談ください。

よくある質問

顔を隠せば同意なしで事例を使えますか。

顔を隠しても、ほかの情報から特定される場合があります。原則として本人の同意を得たうえで使用することが望まれます。

同意は口頭でもよいですか。

状況によりますが、目的や範囲を明確にし、後で確認できる形にしておくと安心です。撤回の可否も伝えておきましょう。

匿名の体験談なら自由に書けますか。

個人が特定されない配慮は必要ですが、内容が効能効果の誇大表現にならないかも別途確認する必要があります。

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