順序づけ

学習内容の順序づけ

同じ内容でも、教える順序によって定着の度合いは大きく変わります。順序づけはカリキュラム設計の重要な技術です。

レベル 入門〜実践監修 日原 裕太 NSCA-CPT

順序が学習効果を左右する

前提となる知識が不足したまま応用に進むと、学習者は理解できず挫折しやすくなります。土台を先に固めることで、後の内容が積み上がりやすくなります。

順序づけは、学習者の負担を減らし、達成感を積み重ねる動機づけの面でも効果があります。

代表的な配列の原則

内容の性質に応じて、いくつかの配列の原則を使い分けます。一つの原則に固執せず、組み合わせて構成することが現実的です。

  • 易しいものから難しいものへ
  • 単純なものから複雑なものへ
  • 全体像から細部へ、あるいは細部から全体へ
  • 身近なものから抽象的なものへ

前提関係を地図にする

ある内容を学ぶために先に必要な内容を整理し、前提関係を図にすると順序づけの根拠が見えやすくなります。これにより順序の飛びを防げます。

らせん型の配置

重要な概念は一度教えて終わりにせず、難易度を上げながら繰り返し登場させる構成も有効です。間隔をあけた復習は定着に役立つと広く考えられています。

実技と座学の配置

運動指導では座学で得た知識を実技で確認する流れが効果的です。知識と体験を近い時期に配置することで、両者が結びつきやすくなります。

医療免責

本記事は教育目的の学習コンテンツです。診断・治療行為を代替するものではありません。痛み・しびれ・急性外傷・発熱・進行性の症状や、医師から運動制限を受けている場合は、自己判断で進めず医師・国家資格者にご相談ください。

よくある質問

順序は一度決めたら固定すべきですか

原則は維持しつつ、学習者の理解度を見て柔軟に調整します。多くがつまずく箇所があれば、前提内容を補う順序に見直す価値があります。

全体像と細部はどちらを先に教えるべきですか

内容によります。複雑な分野は先に全体像を示すと迷子になりにくく、単純な積み上げが効く分野は細部から始めても問題ありません。

復習はどのタイミングで入れるとよいですか

一定の間隔をあけて繰り返すと定着しやすいと考えられています。学んだ直後だけでなく、後の単元で再び触れる配置が有効です。

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