FITT-VPで個別処方を組める
📋 前提 運動生理学基礎
- 1. FITT-VP とは
- 2. 各変数の操作
- 3. 進行性過負荷の原則
- 4. ACWR(急性慢性負荷比)
- 5. 易しい比喩
- 6. 章末問題
1. FITT-VP とは
ACSM Guidelines 11ed の核となる処方フレーム。Frequency / Intensity / Time / Type / Volume / Progression。
2. 各変数の操作
| 変数 | 操作 |
|---|---|
| F | 有酸素3-5回/週、レジ2-3回/週 |
| I | %HRmax/RPE/%1RM |
| T | 30-60分/回 |
| Ty | 有酸素/レジ/柔軟/神経筋 |
| V | セット×レップ×重量 |
| P | 2-10%/週増 |
3. 進行性過負荷の原則
適応のためには現状能力をわずかに超える負荷が必要。週次2-10%が安全域。急増は怪我リスク。
4. ACWR(急性慢性負荷比)
過去1週負荷/過去4週平均。0.8-1.3が安全、1.5以上で怪我リスク2-4倍[1]。
5. 易しい比喩
FITT-VPは「料理のレシピ6項目」。塩(I)を増やすか量(V)を増やすかで味(効果)が変わる。同時全部を増やすと食えなくなる。
6. 章末問題
- FITT-VPの6項目
- レジ推奨頻度
- 進行性過負荷の安全週次幅
- ACWRの安全域
- 強度の代表指標
処方は6変数の同時操作。1度に1〜2変数のみ動かすのが原則。ACWRで急変を監視する。
FITT-VP 6変数を覚える歌+ACWR安全域(0.8-1.3)
📚 参考文献
- Gabbett TJ. Br J Sports Med. 2016;50(5):273-280
- ACSM. Guidelines for Exercise Testing and Prescription 11e. 2021
テーマソング / cortis music
筋トレ→サウナの順番で美容と痩身が変わる科学的な理由を解説する歌
FITT-VP徹底解説とトレ変数の科学の現場での実践ポイント
NSCA認定トレーナーとして活躍するためには、理論知識だけでなく現場での実践応用力が求められます。
この章で学んだプログラムデザインの概念を、実際のクライアント指導にどう活かすかを整理します。
クライアント別の応用アプローチ
初心者・中級者・上級者それぞれに対して、この章の内容をどのように適用するかが重要です。
クライアントの目標・体力レベル・経験に合わせた個別設計を心がけましょう。
NSCA試験対策:頻出テーマと重要キーワード
NSCA-CPT・CSCS試験では、プログラムデザイン分野から毎回一定数の問題が出題されます。
以下の重要概念を確実に理解しておくことで、得点力が大幅に向上します。
試験で問われやすいポイント
- 定義・メカニズムの正確な理解(選択肢の引っかけ対策)
- 数値・基準値の暗記(ACSM・NSCA推奨値)
- 実践応用への変換(ケーススタディ形式)
よくある誤解と正しい理解
現場でよく見られる誤解を整理することで、クライアントへの正確な指導が実現します。
エビデンスに基づいた正しい知識で、誤った情報の修正も行えるようになりましょう。
誤解されやすい典型例
インターネットや口コミで広まっている誤情報と、NSCAが推奨する科学的見解の違いを
明確に理解することが、プロのトレーナーとしての信頼性向上につながります。
プログラム設計への統合
プログラムデザインの知識はプログラムデザインの根幹を成します。
適切な運動処方を行うためには、この章の内容を他の学問分野(運動生理学・バイオメカニクス等)
と統合して考える視点が欠かせません。
他分野との連携ポイント
栄養・心理・解剖学的知識と組み合わせることで、より効果的で安全なプログラムが設計できます。
まとめ:現場で活かすためのチェックポイント
NSCA認定トレーナーとして、科学的根拠に基づいた質の高い指導を提供し続けることが重要です。
この章の知識を現場で体系的に活用するために、以下のポイントを押さえておきましょう。
知識を実践に変換するステップ
理論から実践への変換には、段階的なアプローチが効果的です。アセスメント → 目標設定 →
プログラム設計 → 実施 → 評価 → 修正のサイクルを継続することで、クライアントの成果が最大化されます。
専門家として継続成長するために
NSCAが提供する継続教育(CEU)プログラムや最新研究の情報収集を通じて、
自身の知識を常に最新の状態に保つことがプロフェッショナルとして不可欠です。
📚 参考文献・推奨エビデンス
- Schoenfeld BJ et al.. (2017). Dose-response relationship between weekly resistance training volume and increases in muscle mass. J Strength Cond Res. DOI
- Kraemer WJ & Ratamess NA. (2004). Fundamentals of Resistance Training: Progression and Exercise Prescription. Med Sci Sports Exerc. DOI
- NSCA. (2021). NSCA’s Essentials of Personal Training, 3rd Edition. Human Kinetics.
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