持久系競技の栄養戦略




📚 栄養学応用⏱ 約17分🎯 1年生#栄養#持久系#レース戦略
🎯 学習目標
カーボローディング・レース戦略を組める
📋 前提 エネルギー代謝
📑 目次

  1. 1. グリコーゲン貯蔵量
  2. 2. カーボローディング
  3. 3. 運動中糖質摂取量(時間別)
  4. 4. 「Train Low, Compete High」
  5. 5. レース当日の典型タイムライン
  6. 6. 易しい比喩
  7. 7. 章末問題

1. グリコーゲン貯蔵量

筋グリコーゲン 400-500g、肝グリコーゲン 80-100g。合計エネルギー 約2000kcal=フルマラソン約30km分。

2. カーボローディング

近年は「短期型」が主流。レース3日前から10-12g/kg/日の高糖質+運動量↓で筋グリコーゲンを20-50%増加[1]

3. 運動中糖質摂取量(時間別)

運動時間 糖質量 形式
30-75min 少量(マウスリンス可) 口腔内糖質
1-2h 30g/h 単一糖質
2-3h 60g/h 単一or混合
>2.5h 90g/h マルト+果糖(2:1)

4. 「Train Low, Compete High」

練習の一部を低糖質で行いミトコンドリア適応を高める→本番は高糖質でパフォ。週1-2回がスイートスポット[2]

5. レース当日の典型タイムライン

  • 3-4h前: 1-4g/kg炭水化物中心(消化に余裕)
  • 1h前: 100-200ml経口補水+少量糖質
  • 15-30min前: ジェル1個・カフェイン3-6mg/kg
  • レース中: 上表に従う
  • 直後: 1.0-1.2g/kg炭水化物+0.4g/kg蛋白

6. 易しい比喩

糖質貯蔵は「燃料タンク」。フル満タン(カーボロード)+走行中の継ぎ足し(60-90g/h)+ガス欠回避。混合糖質は「ハイオク+レギュラー両方使うエンジン」で吸収量増。

7. 章末問題

  1. 筋グリコーゲンエネルギー量
  2. >2.5h運動の糖質摂取量
  3. マルト+果糖比
  4. カーボロード期間
  5. Train Lowの目的
✅ この章のまとめ
持久系の鍵はグリコーゲン管理。短期カーボロード+時間別摂取+混合糖質で2.5h以上もパフォーマンス維持。
🎵 復習用MV(C系列で制作中)
カーボロード3日10-12g/kg+運動中糖質4段階(マウス/30/60/90)を覚える歌

📚 参考文献

  1. Bussau VA et al. Eur J Appl Physiol. 2002;87(3):290-295
  2. Burke LM et al. J Physiol. 2017;595(9):2785-2807
cortisアカデミー|全カリキュラム無料公開中
音楽×学問で覚える、看護師・PT・トレーナーのための独学プラットフォーム
学問一覧へ

関連書籍 / cortis publishing

痩せたければダイエットをやめなさい

Amazonで詳しく見る

テーマソング / cortis music

正月太りを3日でリセットする方法を科学的に解説する歌







📚 参考文献・推奨エビデンス

  1. Thomas DT et al.. (2016). American College of Sports Medicine Joint Position Statement: Nutrition and Athletic Performance. Med Sci Sports Exerc. DOI
  2. Phillips SM & Van Loon LJC. (2011). Dietary protein for athletes: From requirements to optimum adaptation. J Sports Sci. DOI
  3. Stanhope KL. (2016). Sugar consumption, metabolic disease and obesity. Crit Rev Clin Lab Sci. DOI

📚 この章を深く学ぶ

cortisアカデミー有料コース

この章の内容をさらに深く・実践的に学べる有料カリキュラムを提供中。
模擬試験・個別フィードバック・資格対策まで完全サポートします。

詳細を見る →

持久系競技の栄養戦略の現場での実践ポイント

NSCA認定トレーナーとして活躍するためには、理論知識だけでなく現場での実践応用力が求められます。
この章で学んだ栄養学の概念を、実際のクライアント指導にどう活かすかを整理します。

クライアント別の応用アプローチ

初心者・中級者・上級者それぞれに対して、この章の内容をどのように適用するかが重要です。
クライアントの目標・体力レベル・経験に合わせた個別設計を心がけましょう。

NSCA試験対策:頻出テーマと重要キーワード

NSCA-CPT・CSCS試験では、栄養学分野から毎回一定数の問題が出題されます。
以下の重要概念を確実に理解しておくことで、得点力が大幅に向上します。

試験で問われやすいポイント

  • 定義・メカニズムの正確な理解(選択肢の引っかけ対策)
  • 数値・基準値の暗記(ACSM・NSCA推奨値)
  • 実践応用への変換(ケーススタディ形式)

よくある誤解と正しい理解

現場でよく見られる誤解を整理することで、クライアントへの正確な指導が実現します。
エビデンスに基づいた正しい知識で、誤った情報の修正も行えるようになりましょう。

誤解されやすい典型例

インターネットや口コミで広まっている誤情報と、NSCAが推奨する科学的見解の違いを
明確に理解することが、プロのトレーナーとしての信頼性向上につながります。

プログラム設計への統合

栄養学の知識はプログラムデザインの根幹を成します。
適切な運動処方を行うためには、この章の内容を他の学問分野(運動生理学・バイオメカニクス等)
と統合して考える視点が欠かせません。

他分野との連携ポイント

栄養・心理・解剖学的知識と組み合わせることで、より効果的で安全なプログラムが設計できます。

まとめ:現場で活かすためのチェックポイント

NSCA認定トレーナーとして、科学的根拠に基づいた質の高い指導を提供し続けることが重要です。
この章の知識を現場で体系的に活用するために、以下のポイントを押さえておきましょう。

知識を実践に変換するステップ

理論から実践への変換には、段階的なアプローチが効果的です。アセスメント → 目標設定 →
プログラム設計 → 実施 → 評価 → 修正のサイクルを継続することで、クライアントの成果が最大化されます。

専門家として継続成長するために

NSCAが提供する継続教育(CEU)プログラムや最新研究の情報収集を通じて、
自身の知識を常に最新の状態に保つことがプロフェッショナルとして不可欠です。