対象トレーナー / 理学療法士 / 医師 / スポーツ指導者
関連資格NSCA-CPT / NESTA-PFT / JATI-ATI
著者cortis Academy 編集部
監修日原 裕太(NSCA-CPT)
最終更新日2026/05/05
免責:本記事は教育目的の学習コンテンツです。診断・治療を代替するものではありません。
有酸素トレーニング科学 Ch.1
Cardio Training Science 心肺適応・運動強度設定・VO2max向上【強度設定基準・段階化プロトコル】
1. 運動強度の定量化と心拍数計算
1.1 Karvonen 法による目標心拍数計算
最大心拍数 = 220 – 年齢。これをベースに強度を設定。
| 強度 | HRmax % | 主な効果 | 推奨時間 | 例:45才の場合 |
|---|---|---|---|---|
| 軽度(低強度安定) | 50-60% | 脂肪酸化・回復 | 30-60分 | 88-105 bpm |
| 中程度(有酸素閾値) | 60-70% | VO2max向上 | 20-40分 | 105-123 bpm |
| 高強度(アナエロビック) | 80-90% | 無酸素能力 | 5-10分 | 140-158 bpm |
| 最大強度(VO2max) | 90-100% | 最高酸素摂取能 | 3-5分 | 158-175 bpm |
1.2 VO2max 向上の段階化プロトコル(12週間)
| Week | 目標 | 運動内容 | 頻度 | VO2max 向上 |
|---|---|---|---|---|
| 1-4 | 基礎体力 | 中程度有酸素 30分、週3-4回 | 週3-4回 | +5-10% |
| 5-8 | LT(乳酸閾値)向上 | インターバル:3分@70% × 5set | 週2回 | +10-15% |
| 9-12 | VO2max 最大化 | VO2max インターバル:4min@90% × 4set | 週1-2回 | +8-12% |
初期値: VO2max 45 ml/kg/min(男性中等度)
12週間プロトコル:
① 週3回の中程度走(12-16 km/週)
② 週1回のインターバルトレーニング(VO2max)
③ 週1-2回の長距離走(ゆっくり)
12週後: VO2max 50-52 ml/kg/min(+12%向上)
- 1. 基礎体力確保:週3-4回、中程度強度を 4週間継続
- 2. LT向上期:週2回のインターバル、週1-2回のロングラン
- 3. VO2max 最大化:週1-2回の高強度インターバル(月 1回 1RM テスト)
- 4. オーバートレーニング防止:月 1回の完全休息日設定
📝 確認テスト|有酸素トレーニング科学 Ch.1:HIIT・閾値・HRV
全5問・正解はすぐに表示されます
Q1. 「高強度インターバルトレーニング(HIIT)」と「中等度継続有酸素(MICT)」を比較したとき、HIITが有意に優れることが示されている効果はどれか?
Q2. 有酸素性能力の「閾値(Threshold)」概念において「VT2(換気閾値2)/ LT2(乳酸性閾値2)/ MLSS(最大乳酸定常状態)」が一致する生理的状態はどれか?
Q3. 「ゾーントレーニング(Polarized Training / Zone Training)」における「3ゾーンモデル」の分類として正しいものはどれか?
Q4. 「心拍数変動(HRV: Heart Rate Variability)」をトレーニング管理に使用する科学的根拠はどれか?
Q5. 「心拍数(HR)が最大値に達しているにもかかわらず酸素消費量がまだ増大できる」現象を表す概念はどれか?
心拍数と強度設定
次にやること
この記事で学んだ内容を、問題演習・関連トピック・ロードマップ・ケーススタディで定着させましょう。
更新履歴
- 2026/05/05最終更新(学習メタ情報・参考文献ポリシー追加)
- 2026/05/05初版公開
最新の研究動向・診療ガイドラインの更新に応じて、定期的にコンテンツを見直しています。
この記事の主な参考文献
本記事は以下の文献・ガイドラインを参考に作成しています。最新の研究動向に応じて更新されます。
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- 査読論文:PubMed・Cochrane Library・PEDro
- 診療ガイドライン:日本整形外科学会・日本臨床スポーツ医学会等
- 専門書:NSCA Essentials of Strength Training and Conditioning 等
- 公式テキスト:NSCA・NESTA・JATI等の各資格団体公式教材
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