対象トレーナー / 理学療法士 / 医師 / スポーツ指導者
関連資格NSCA-CPT / NESTA-PFT / JATI-ATI
著者cortis Academy 編集部
監修日原 裕太(NSCA-CPT)
最終更新日2026/05/05
免責:本記事は教育目的の学習コンテンツです。診断・治療を代替するものではありません。
プログラムデザイン Ch.1
Program Design 目標に基づく運動プログラム設計・実施・評価【ニーズ評価・FITT設定】
1. プログラム設計の5段階フレームワーク
1.1 Phase 1:ニーズ・リスク評価
クライアント情報収集。健康診断結果、メディカルチェック、体力測定を実施。
| 評価項目 | 測定方法 | 基準値 | 実施タイミング |
|---|---|---|---|
| 体組成 | DXA / DEXA スキャン | 体脂肪率 15-20%(男) | 初回・月1回 |
| 心肺機能 | VO2max テスト | 35+ ml/kg/min(男・40代) | 3ヶ月ごと |
| 筋力 | 1RM テスト | 体重 × 1.5 倍(スクワット) | 月1回 |
| 柔軟性 | Sit & Reach | 25+ cm(成人) | 月1回 |
1.2 Phase 2:目標設定(SMART)
クライアントの希望を SMART 原則で具体化。
| 目標タイプ | SMART 具体例 | 期限 | 測定指標 |
|---|---|---|---|
| 体脂肪低減 | 「3ヶ月で体脂肪率 25% → 22% に低減」 | 12週間 | 体脂肪率測定 |
| 筋力向上 | 「スクワット 1RM を 100kg → 120kg に増加」 | 8週間 | 1RM テスト |
| 持久力向上 | 「ハーフマラソン完走(2時間以内)」 | 12週間 | タイム測定 |
1.3 Phase 3:FITT パラメータ設定
| FITT 要素 | 設定方法 | 体脂肪低減例 | 筋力向上例 |
|---|---|---|---|
| Frequency(頻度) | 週間の運動回数 | 週5回 | 週4回 |
| Intensity(強度) | 運動の難しさ | 60-70% HRmax | 75-85% 1RM |
| Time(時間) | 1セッション長 | 45-60分 | 60-75分 |
| Type(種類) | 運動モダリティ | 有酸素+軽い筋トレ | 筋トレ+軽い有酸素 |
目標: 体脂肪率 28% → 24%、継続習慣形成
Week 1-4(適応期):
月水金:有酸素 30分(ウォーキング)
火木:軽い筋トレ 20分
Week 5-8(構築期):
月水金:有酸素 40分 + 軽い筋トレ 15分
火木:筋トレ 45分
Week 9-12(最適化期):
月火木:筋トレ 50分
水金:有酸素 45分
- 1. ニーズ評価→目標設定→FITT 設定の順序を守る
- 2. SMART 原則で目標を具体化:測定可能・達成可能に
- 3. 4週ごとに進捗確認、フィードバック実施
- 4. 8週目で大きなプログラム見直し(適応による効果減少を防止)
📝 確認テスト|プログラムデザイン Ch.1:ニーズ分析・種目選択・量管理
全5問・正解はすぐに表示されます
Q1. クライアントの「ニーズ分析(Needs Analysis)」において優先して把握すべき3要素として正しいものはどれか?
Q2. 「運動選択(Exercise Selection)」における「複合多関節種目(Compound Multi-Joint)」と「単関節種目(Isolation)」の役割分担として最も適切なものはどれか?
Q3. 「トレーニング量(Volume)」の計算単位として最も広く使用されるものはどれか?
Q4. 「プログラムの周期化(Periodization)」において「テーパリング(Tapering)」フェーズで行ってはならないことはどれか?
Q5. 「種目の順序(Exercise Order)」において、同一セッション内で推奨される種目配置として正しいものはどれか?
ニーズ評価とFITT
次にやること
この記事で学んだ内容を、問題演習・関連トピック・ロードマップ・ケーススタディで定着させましょう。
更新履歴
- 2026/05/05最終更新(学習メタ情報・参考文献ポリシー追加)
- 2026/05/05初版公開
最新の研究動向・診療ガイドラインの更新に応じて、定期的にコンテンツを見直しています。
この記事の主な参考文献
本記事は以下の文献・ガイドラインを参考に作成しています。最新の研究動向に応じて更新されます。
参考文献・出典ポリシー
cortis Academyは、査読論文・診療ガイドライン・専門書を出典として、信頼できる学術情報を編集しています。
- 査読論文:PubMed・Cochrane Library・PEDro
- 診療ガイドライン:日本整形外科学会・日本臨床スポーツ医学会等
- 専門書:NSCA Essentials of Strength Training and Conditioning 等
- 公式テキスト:NSCA・NESTA・JATI等の各資格団体公式教材
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