№002 · 基礎医学・身体科学

生理学

身体が「どう働くか」を扱う生理学は、トレーニング効果の根拠を支えます。

レベル 入門〜実践読了 約6分監修 日原 裕太 NSCA-CPT

生理学は臓器・組織・細胞がどのように機能するかを扱います。トレーニングによる適応(supercompensation)も、ホルモン応答も、疲労も、すべて生理学の言葉で説明できます。

なぜ現場で重要なのか

指導の質は「なぜそうするのか」を説明できるかで決まります。生理学を理解すると、感覚に頼った指導から、基礎医学・身体科学の原理にもとづいた再現性のある指導へと変わります。クライアントへの説得力が増し、医療従事者との連携でも共通言語として機能します。

生理学で押さえる要点

恒常性(ホメオスタシス)と適応

身体は内部環境を一定に保とうとします。運動という刺激(ストレス)に対し、回復期に元より高い状態へ適応するのが超回復の原理です。負荷・回復・栄養の3点が揃って初めて適応が起きます。

神経・内分泌による調節

運動時は交感神経が優位になり、心拍・血圧・血糖が上昇します。トレーニング処方は、この自律神経と内分泌の応答を理解したうえで強度・量を設計します。

細胞レベルのエネルギー産生

ATPの再合成経路(ホスファゲン系・解糖系・有酸素系)を理解すると、種目ごとに「どの系が主役か」を判断でき、休息時間や強度設定の根拠になります。

医療免責

本記事は教育目的の学習コンテンツです。診断・治療行為を代替するものではありません。医療判断が必要な場合は医師・国家資格者の判断を優先してください。

よくある質問

生理学は初心者でも学べますか?

はい。本記事は入門から実践まで段階的に整理しているため、これから学ぶ方でも理解できます。基礎を押さえたうえで、Proでは論文解説や症例検討でさらに深掘りできます。

生理学を現場でどう使えばよいですか?

クライアントへの説明、プログラム設計の根拠、医療従事者との連携の共通言語として活用できます。本記事の要点を、評価・指導の判断材料として使ってください。

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