対象トレーナー / 理学療法士 / 医師 / スポーツ指導者
関連資格NSCA-CPT / NESTA-PFT / JATI-ATI
著者cortis Academy 編集部
監修日原 裕太(NSCA-CPT)
最終更新日2026/05/05
免責:本記事は教育目的の学習コンテンツです。診断・治療を代替するものではありません。
薬理学基礎
薬物動態・ドーピング禁止物質・TUE・薬と運動の相互作用を学ぶ
薬物動態(ADME)
吸収(Absorption)
経口投与では消化管から吸収。初回通過効果で肝臓で一部代謝される。バイオアベイラビリティが指標。
分布(Distribution)
血流に乗って全身へ。血漿タンパク結合率が高い薬は作用が緩やか。血液脳関門を通過する薬は限られる。
代謝(Metabolism)
主に肝臓のCYP450酵素で代謝。活性代謝物を生じる薬もある。加齢で代謝能低下。
排泄(Excretion)
主に腎臓から尿中排泄。半減期は血中濃度が半分になる時間。腎機能低下者は用量調整必要。
WADA禁止物質分類
常時禁止
蛋白同化薬(アナボリックステロイド)・ペプチドホルモン(EPO/hGH)・β2作用薬(吸入除く)・利尿薬
競技時禁止
興奮薬・麻薬・カンナビノイド・糖質コルチコイド(経口/注射)
特定競技禁止
β遮断薬(アーチェリー・射撃等)。アルコールは2024年から禁止リスト除外。
TUE(治療使用特例)
喘息治療の吸入β2作用薬(サルブタモール等)は一定用量以下ならTUE不要です。
治療薬と運動の相互作用
β遮断薬
心拍数を抑制するため、運動時HR目標値の設定にカルボーネン法が使えない。RPEで強度管理。
インスリン・SU薬
運動による低血糖リスク。運動前の補食・インスリン量調整が必要。運動は注射部位から離れた筋を使う。
次にやること
この記事で学んだ内容を、問題演習・関連トピック・ロードマップ・ケーススタディで定着させましょう。
更新履歴
- 2026/05/05最終更新(学習メタ情報・参考文献ポリシー追加)
- 2026/05/05初版公開
最新の研究動向・診療ガイドラインの更新に応じて、定期的にコンテンツを見直しています。
この記事の主な参考文献
本記事は以下の文献・ガイドラインを参考に作成しています。最新の研究動向に応じて更新されます。
参考文献・出典ポリシー
cortis Academyは、査読論文・診療ガイドライン・専門書を出典として、信頼できる学術情報を編集しています。
- 査読論文:PubMed・Cochrane Library・PEDro
- 診療ガイドライン:日本整形外科学会・日本臨床スポーツ医学会等
- 専門書:NSCA Essentials of Strength Training and Conditioning 等
- 公式テキスト:NSCA・NESTA・JATI等の各資格団体公式教材
関連コンテンツ
同じ学群の関連記事をご覧ください。
関連書籍・コンテンツ
CHT(ホリスティック・ヘルストレーナー)資格をご検討の方へ
cortisアカデミーが認定する次世代トレーナー資格。運動・栄養・メンタル・休養を統合的に扱える人材を育成します。