動作スクリーニング

— Learning Info / この記事の学習情報
難易度応用
学習領域評価・測定・動作分析
対象トレーナー / 理学療法士 / 医師 / スポーツ指導者
関連資格NSCA-CPT / NESTA-PFT / JATI-ATI
著者cortis Academy 編集部
監修日原 裕太(NSCA-CPT)
最終更新日2026/05/05

免責:本記事は教育目的の学習コンテンツです。診断・治療を代替するものではありません。実際の医療判断は医師・国家資格者の判断を優先してください。

読了 約 4分文字数 約 2,225字

cortis Academy|評価・測定・動作分析

動作スクリーニング|動作パターンの問題を特定し修正指導へつなぐ

動作スクリーニングは、スクワット・ヒンジ・プッシュ・プルなどの基本動作パターンを観察し、制限や非対称を特定するツールです。傷害リスクの事前把握と修正エクササイズの選択に活用します。

対象: トレーナー
対象: S&Cコーチ
関連: NSCA-CPT
関連: NASM-CES
認定講座準備中
このページの要点

  1. 7つの基本動作パターン(スクワット・ヒンジ・プッシュ・プル等)を整理します。
  2. FMSの評価方法とスコア解釈の基礎を学びます。
  3. 制限動作パターンへの修正キューを把握します。
  4. スクリーニング結果のプログラムへの反映手順を理解します。

このページで学べること

基本動作パターン

スクワット(下肢複合)・ヒンジ(股関節主導)・ランジ(片脚分割)・プッシュ(押す)・プル(引く)・ローテーション(回旋)の6〜7パターンが基本です。

FMSの概要

Functional Movement Screen(機能的動作スクリーニング)は7項目テストで0〜3点評価。合計14点以下は傷害リスク上昇のサインとされます。

制限の原因特定

動作制限は「可動域不足(モビリティ問題)」か「安定性・筋力不足(スタビリティ問題)」かを区別します。前者はストレッチ、後者は安定化エクササイズで対応します。

修正キュー

内部キュー(体の部位への集中)・外部キュー(動作の結果への集中)・触覚キュー(接触で誘導)の使い分けが重要です。

動作スクリーニングとは何か

動作スクリーニングは、傷害が起きる前に問題を特定するための予防的ツールです。

スクリーニングは「合格・不合格」より「どこを改善すれば動作の質が上がるか」の方向性を示すために使います。

現場への応用

  • 初回アセスメントでのFMS実施とスコア解釈・プログラム反映
  • スクワットデプスの制限要因特定(足首・股関節・胸椎)と修正種目選択
  • 左右非対称が見られるクライアントへの片側エクササイズ強化
  • 動作改善の進捗をスクリーニング再評価で確認するフォロープロトコル
  • オーバーヘッドスクワット評価と肩・胸椎のモビリティ評価への活用
指導者の視点:スクリーニングは「問題探し」ではなく「強みと改善の方向性の発見」です。改善への期待感を持って伝えることが大切です。

よくある質問

FMSのスコアが低い人はトレーニングできませんか?

スコアが低い=トレーニング禁止ではありません。制限のある動作パターンを避け、修正エクササイズを組み込みながら安全に進めることができます。

外部キューはなぜ効果的なのですか?

外部キューは注意を動作の「結果・効果」に向けさせるため、過度な意識的コントロールを避けた自然な動作改善が促されます。

cortis Academy で学ぶ

このページの内容はcortis Academyの無料学習コンテンツです。資格対策・現場応用・独立開業まで、トレーナーに必要な知識を体系的に学べます。

次にやること

この記事で学んだ内容を、問題演習・関連トピック・ロードマップ・ケーススタディで定着させましょう。

更新履歴

  • 2026/05/05最終更新(学習メタ情報・参考文献ポリシー追加)
  • 2026/05/05初版公開

最新の研究動向・診療ガイドラインの更新に応じて、定期的にコンテンツを見直しています。

この記事の主な参考文献

本記事は以下の文献・ガイドラインを参考に作成しています。最新の研究動向に応じて更新されます。

  1. Magee DJ. Orthopedic Physical Assessment. 7th ed. Saunders; 2021.
  2. Cook G. Movement: Functional Movement Systems. On Target Publications; 2010.
  3. Cook CE, Hegedus EJ. Orthopedic Physical Examination Tests: An Evidence-Based Approach. 2nd ed. Pearson; 2012.

参考文献・出典ポリシー

cortis Academyは、査読論文・診療ガイドライン・専門書を出典として、信頼できる学術情報を編集しています。各記事の出典は、本文末尾または該当箇所に明記します(順次対応中)。

  • 査読論文:PubMed・Cochrane Library・PEDro
  • 診療ガイドライン:日本整形外科学会・日本臨床スポーツ医学会等
  • 専門書:NSCA Essentials of Strength Training and Conditioning 等
  • 公式テキスト:NSCA・NESTA・JATI等の各資格団体公式教材

編集ポリシー詳細:Trust Center / 医療免責:医療免責を見る / 公式団体との関係:公式関係明記

RELATED TOPICS

「評価・測定・動作分析」の他のトピック

同じ学群の他の記事を読んで理解を深めましょう。