モビリティ
関節を能動的に動かすCARsの基礎
CARs(Controlled Articular Rotations)は、関節を自らの力で大きく回旋させる動きで、能動的な可動域とコントロールを高める狙いがあります。
CARsとは
CARsはControlled Articular Rotationsの略で、ひとつの関節を可能な範囲の最大まで、ゆっくりとコントロールしながら回旋させる動きを指します。可動性向上のためのドリルとして紹介されています。
外力に頼らず自分の筋力で大きく動かすことで、能動的に使える可動域を意識的に確認・維持する狙いがあります。
能動的可動域への着目
他動では動く範囲でも、自分の力で同じ範囲を制御できるとは限りません。CARsは、自分で使いこなせる可動域(能動的可動域)に着目する点に特徴があります。
範囲の端まで自分でコントロールできるようにすることで、動作の中で可動性を活かしやすくする考え方です。
実施の基本
対象の関節を決め、周囲を安定させた状態で、その関節だけをゆっくりと大きく回します。スピードよりもコントロールと範囲を重視します。
- 動かす関節を一つに絞る
- 他の部位が代償しないよう安定させる
- 痛みのない範囲でゆっくり大きく動かす
- 速さより制御を優先する
活用の場面
朝のウォームアップや関節の状態確認、可動性維持の習慣づくりなどに用いられます。短時間でも各関節の動きを確認できる点が実用的です。
可動性が低下しやすい肩や股関節などで取り入れられることが多くあります。
注意点
痛みやひっかかりが出る範囲では行わず、無理に範囲を広げようとしないことが基本です。違和感が続く場合は内容を見直します。
関節に既往がある場合や原因不明の制限がある場合は、自己流で進めず医療職を含めた評価につなげる判断が求められます。
医療免責
本記事は教育目的の学習コンテンツです。診断・治療行為を代替するものではありません。痛み・しびれ・急性外傷・発熱・進行性の症状や、医師から運動制限を受けている場合は、自己判断で進めず医師・国家資格者にご相談ください。
よくある質問
CARsは何のために行いますか
自分の力で使える能動的な可動域とコントロールを高め、可動性を確認・維持する狙いがあります。
速く動かしたほうが効果的ですか
速さよりコントロールと範囲を重視します。ゆっくり大きく動かし、他の部位が代償しないよう安定させることが基本です。
毎日行ってもよいですか
可動性維持の習慣として取り入れられますが、痛みのない範囲が前提です。違和感が続く場合は内容を見直し、必要なら医療職に相談します。
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