動機づけ
動機づけの基礎|やる気はどこから来るか
動機づけは、行動を起こし、方向づけ、続ける力です。やる気を「育てる」視点を持つと、継続支援が変わります。
動機づけとは
動機づけは、人がある行動を始め、特定の方向に向け、続けようとする心理的な力を指します。やる気の強弱だけでなく、どんな質のやる気かも重要です。
運動の継続は、この動機づけの質に大きく左右されます。
内発的動機と外発的動機
内発的動機は、活動そのものの面白さや満足から生じます。外発的動機は、報酬や評価、義務など外側の要因から生じます。
- 内発的動機は持続しやすいとされます
- 外発的動機は始めるきっかけとして有効です
- 外的報酬に頼り過ぎると意欲がしぼむ場合があります
欲求の階層という見方
人の欲求を段階的に捉える考え方では、安全や所属といった基盤的な欲求が満たされると、自己実現に向かう動機が高まりやすいと説明されます。
ただし欲求は人によって異なり、順序どおりに進むとは限らない点には注意が必要です。
自己決定を支える
自分で選んでいるという感覚、できそうだという感覚、人とのつながりの感覚が満たされると、内発的な動機が育ちやすいと考えられています。指示一辺倒よりも、選択肢を示して本人に決めてもらう関わりが助けになります。
- 本人の目的や価値観を一緒に言語化する
- 達成可能な小さな目標で成功感覚を育てる
- 一方的な指示より選択の余地を残す
現場での留意点
やる気の波は誰にでもあり、低下を本人の責任だけに帰さない姿勢が大切です。続けやすい仕組みづくりや、できている部分への着目が、長期的な継続を支えます。
医療免責
本記事は教育目的の学習コンテンツです。診断・治療行為を代替するものではありません。痛み・しびれ・急性外傷・発熱・進行性の症状や、医師から運動制限を受けている場合は、自己判断で進めず医師・国家資格者にご相談ください。
よくある質問
ご褒美でやる気を出すのは良くないのですか。
始めるきっかけには有効です。ただし外的報酬だけに頼ると、活動自体の楽しさが育ちにくくなる場合があるため、徐々に内発的な動機へつなげるとよいでしょう。
やる気が続かない人にどう関わればよいですか。
意志の弱さと捉えず、達成しやすい目標づくりや選択の余地を持たせる関わりで、できる感覚を育てることが助けになります。
内発的動機はどう高まりますか。
自分で選べる感覚、できそうな感覚、人とのつながりが満たされると高まりやすいとされています。
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