解剖学 · 筋
筋肉の数は約600個|骨格筋・平滑筋・心筋の違いと主要な筋を完全解説
人間の筋肉は約600個あるとされ、体重の約40〜50%を占めます。数え方によって400〜600個と幅がありますが、本記事では筋肉の3つの種類・代表的な筋・はたらき・覚え方まで、解剖学が初めての方にもわかるように解説します。
筋肉は全部で何個?
人間の筋肉は約600個と言われます。ただし、どこまでを1つの筋と数えるか(左右で分けるか、細かい筋を独立に数えるか)で400〜650個と幅が出ます。「ぴったり600」ではなく「約600個」と捉えるのが正確です。骨が206個なのに対し、筋肉はその約3倍。骨を動かすために、たくさんの筋が協力して働いています。
筋肉は体重の何%?
筋肉は全体で体重の約40〜50%を占め、人体で最も大きな組織です。筋肉は安静時もエネルギーを消費するため、筋肉量が多いほど基礎代謝が高くなります。これが「筋トレが太りにくい身体づくりに役立つ」と言われる理由のひとつです。
筋肉の3つの種類
筋肉は性質によって、骨格筋・平滑筋・心筋の3つに分けられます。
このうち、運動指導で主に扱うのは骨格筋です。骨格筋は自分の意志で動かせる「随意筋」で、トレーニングによって太く・強くできます。
代表的な筋肉と主なはたらき
約600個のうち、運動指導でよく登場する大きな筋肉を押さえましょう。
筋肉の主な役割
- 運動…骨を引っぱり、関節を動かして身体を動かす
- 姿勢保持…重力に抗して立つ・座る姿勢を支える(抗重力筋)
- 熱産生…収縮で熱を生み、体温を保つ(寒いときの震えも筋肉)
- 代謝…糖や脂肪をエネルギーとして消費し、代謝を支える
- 保護・循環補助…内臓を守り、収縮で血液・リンパの流れを助ける
筋肉はどうやって動く?
骨格筋は、脳からの指令が神経を通じて伝わると収縮します。筋肉は「縮む」ことしかできないため、関節を曲げる筋(屈筋)と伸ばす筋(伸筋)がペアで反対に働くことで、関節を自由に動かします。たとえば肘では、力こぶの上腕二頭筋が縮むと肘が曲がり、裏の上腕三頭筋が縮むと肘が伸びます。
医療免責
本記事は教育目的の学習コンテンツです。診断・治療行為を代替するものではありません。筋肉の強い痛み・腫れ・力が入らないなどの症状がある場合は、自己判断で運動を進めず医療機関にご相談ください。
よくある質問
筋肉は全部で何個ありますか?
約600個とされます。数え方により400〜650個と幅がありますが、一般的には「約600個」と表現されます。
人体で一番大きい筋肉は何ですか?
お尻の「大臀筋(だいでんきん)」です。立ち上がる・歩く・走るといった動作で重要な役割を果たします。
筋肉は体重のどれくらいを占めますか?
およそ40〜50%です。人体で最も大きな組織で、基礎代謝の大きな部分を担います。
骨格筋・平滑筋・心筋の違いは?
骨格筋は意志で動かせる随意筋、平滑筋は内臓を動かす不随意筋、心筋は心臓だけにある不随意筋です。
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