良いフィードバックは「多いこと」ではなく「学習者が処理できること」で決まる
運動学習では、フィードバックを多く与えるほど上達するとは限りません。認知期の学習者に情報を詰め込みすぎると、むしろ動作は不安定になります。KRとKPを目的に応じて使い分け、必要量を超えて介入しないことが重要です。
| 種類 | 内容 | 例 | 向く場面 |
|---|---|---|---|
| KR | 結果情報 | 成功した、100kg上がった | 成果確認、動機づけ |
| KP | 動作情報 | 膝が内側に入った | 技術修正 |
| キューの種類 | 例 | 特徴 |
|---|---|---|
| 内的キュー | 胸を張る、膝を開く | 身体部位へ注意を向ける |
| 外的キュー | 床を押す、天井へ跳ぶ | 動作結果へ注意を向ける |
| アナロジー | バネのように弾む | 複雑情報を短く伝えやすい |
| 方法 | 狙い | 利点 |
|---|---|---|
| 毎回フィードバック | 初期学習の安心感 | 短期的には安定しやすい |
| Bandwidth | 大きなエラーだけ修正 | 自律的修正を促しやすい |
| 自己制御型 | 必要時のみ介入 | 学習者主体を育てやすい |
注意:1セットごとに複数の修正点を入れると、学習者は何を優先すべきか分からなくなります。1セット1キューを原則にしてください。
理解度チェッククイズ(5問)
Q1. KRとは何か。
正解:結果情報
成功失敗やタイムなど、結果に関する情報です。
Q2. KPとは何か。
正解:動作情報
身体の動き方に関する情報です。
Q3. 外的キューの例として適切なのは何か。
正解:床を押す
身体部位ではなく結果に注意を向けています。
Q4. Bandwidth feedbackの利点は何か。
正解:過干渉を防ぎやすいこと
必要な時だけ介入することで自律的修正を促します。
Q5. 1セット1キューが重要な理由は何か。
正解:情報過多を避けるため
学習者が優先課題を理解しやすくなるからです。
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